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【病院紹介】愛媛県立中央病院

愛媛県立中央病院photo1

 愛媛県立中央病院呼吸器科の中西徳彦です。
 当院は松山市の中心部(岡山でいえば、天満屋の近くみたいなところ)で、824 床を有する、救命救急センター併設の急性期病院です。
2013 年 5 月に新病棟がオープンしたばかりの真新しい病院です。岡山大学第 2 内科からは、呼吸器科、血液腫瘍内科のスタッフが派遣されています。
呼吸器科としては、年間 1000 例以上の入院があります。やはり肺癌の入院が最も多いのですが、急性期病院の特徴で肺炎、間質性肺炎、COPD、気管支喘息といった良性疾患も多くみることができます。
医療機器も最新のものが揃えられており、急性期呼吸管理(人工呼吸器、NPPV、ネーザルハイフロー)、気管支鏡関連機器(超音波内視鏡、気道ステント)、癌関連(PET-CT、ガンマナイフ)などが可能です。
 血液腫瘍内科としては、造血幹細胞移植を積極的に行っています平成 5 年に四国で初めての骨髄移植推進財団認定施設に認定されており、あらゆる造血幹細胞移植(自家、同種、骨髄、末梢血、臍帯血、非血縁者間、ミニ移植)に対応できます。年間入院患者は約 350 例で、急性白血病、MDS、悪性リンパ腫などが多くを占めています。
大病院ではありますが、大学とは違って、他の診療科との連携も取りやすく、救急処置などすぐ対応してくれます。実際、ある症例で気管ステントを入れたときなど、麻酔科 2 人、心臓外科 2 人(PCPSのため)が徹夜で付き合ってくれたこともありますし、緊急での人工呼吸、血液浄化なども 24 時間で対応可能です。
 メディカルスタッフもよく協力してくれており、理学療法士、細菌検査技師、生理検査技師などと共同で、仕事をしています。
研修医の 2 年間はスーパーローテーションとして内科を中心に、希望する科を研修していただきます。また当院の研修の特徴は救急の研修があることです。8 日に 1 回二次救急輪番日が回ってきます。救急患者のファーストタッチを研修医が行います。それを我々常勤医がバックアップする体制です。ACS、脳血管障害、消化管出血、喘息発作、敗血症などの救急対応を身に着けることができます。三次救急もあり、救急部スタッフも 24 時間勤務しています。
 当院の研修医は毎年 15-20 人程度来てくれています。愛媛大学を中心に徳島大学、岡山大学、広島大学、高知大学、香川大学、自治医科大学などの出身者が多いですが、時に産業医科大学、東京女子医科大学などの卒業生もいます。愛媛の県民性なのか、研修医同士の仲もよく愛媛にゆかりのなかった人たちもなじんでいます。研修期間中には積極的に学会発表もしていただいてます。しっかり指導もしていますので、発表のレベルも高く内科学会地方会などでの研修医奨励賞の常連となっています。
 松山の街も住みやすいところです。災害はありません。時に水不足はありますけど。温泉が多いです。坊っちゃんスタジアムには毎年ヤクルトが来ます。愛媛 FC という J2 のチームもあります。三井アウトレットパークより大きいエミフルという商業施設もあります。新幹線はありませんが、空港のアクセスが良く、東京、大阪、中部、鹿児島、那覇、ソウル、上海の定期便があります。
 見学も受け入れておりますので、興味のある方は是非連絡をください。



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