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【病院紹介】KKR高松病院

当院は虎の門病院を中核とする国家公務員共済組合連合会(KKR)が全国に36 病院(総数約1 万ベッド)運営する四国で唯一の病院です。これらの病院に3ヶ月~半年間国内留学することも可能です。全ての内科系初期研修に必要な診療科が揃っております。また全ての領域の内科専門医がおりいつでもどこでもあらゆる角度から議論することができます。
症例は豊富で研修医は常に10~15 人の症例を担当します。救急車搬入実績は年間約1,200~1,300 人でそのうち約95%は内科系疾患です。救急患者は原因疾患が不明で急変する可能性がある患者でもファーストタッチから指導医と一緒に診療することを基本としています。各科同士の連携がスムーズであり、内科から手術になった患者も最後まで担当することが可能です。従来の問題が指摘されているローテート研修方式ではなく、いわゆるスパイラル方式で臨床経験を積み上げることが出来ます。剖検数は毎年10 体を超えこの10年以上内科学会教育病院を維持しており、その他多くの専門教育施設に認定されております。
内科研修は北米では一般的になった臨床推論手法を用いた症例検討会「モーニングレポート」や「EBM Journal Club」を毎週開催しております。各研修医にPC とメールアドレスを貸与しており、Up To Date をはじめ多数のオンラインジャーナルに机上からアクセスが可能です。虎の門病院と同じ研修環境を整えております。常に3~6 名の前期研修医がおり日々楽しく、和気あいあいと勉強しております。
将来どんな専門医になるにしても、common disease に適切に対応できる基本的な診療能力を身につけておかなければなりません。”高い山は裾野が広い”の言葉どおり初期研修内容の充実度が将来の医師像を決定します。当院の教育方針は、主治医として出来るだけ多数の症例を経験させることです。そして的確なdecision making を自ら行うこと、入院から退院まで継続して担当することです。これが将来それぞれの専門領域に進んだあとも、ここで身につけた技術や経験した総合内科的マインドが役に立つと考えております。
”鉄は熱いうちに打て”の諺どおり研修期間は医師としての基礎をかため、そして出発点となるきわめて大事な時期です。学生の皆様、情熱を持った先輩医師達と世代を超えて切磋琢磨しましょう!

KKR高松病院photo