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【研修経験者からのメッセージ】中国中央病院

中国中央病院 研修について

 福山市の北の方、どちらかというと交通の便の悪い方に位置する中国中央病院は、200-300床クラスの中規模病院です。私は、そちらで初期研修から4年間研修医として働きました。まったく福山に縁もない私がこの病院を選んだ理由としては、「学生気分を取り気持ちを一新したいこと」「中規模病院の方が、なんでもさせてくれるだろうこと」という非常に漠然とした内容からでしたが、まさにその通りの研修ができたのではないかと思っています。
 研修医になりたての1年生の春、内科研修からスタートした私は、なにもかもわからないことばかりでした。良い意味で手とり足とりの研修ではなく現場主義から学ぶことが多く、またオーベンに対し私1人での研修が多かったですので、やってみて失敗して反省して、と実践で身に染みて感じることを多く経験できたことが、今でも大切であったのだなと実感しています。また、すでに内科に進む道を決めていた3年目からは、内科の一員として迎えてくださり、入院患者も多くみることが出来ました。限られた分野だけではなく、内科の広い分野で分け隔てなく研修できたことは今でも貴重な経験です。
 病院以外のこととしては田舎病院とはいえ、新しいベッドタウンの中に病院が立っているため、私生活の面で困ることはありませんでした。24時間営業のスーパーに加え、病院の前には某餃子チェーン、某居酒屋チェーン、某うどんチェーンなどなど。病院の隣には大学もありそれなりににぎわった街でした。
 中国中央病院は、中規模の病院でもちろん大規模病院と比較すると施設や疾患内容に劣るところもあると思いますが、大規模病院にはない研修・経験が多くできるところでもあります。医師人生の一つのステップとして、考えても損はない病院と思います。

二宮貴一朗





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