【研修経験者からのメッセージ】岡山赤十字病院

　岡山赤十字病院呼吸器内科・後期研修2年目の森田絢子と申します。
　私は初期研修から岡山赤十字病院でお世話になり、後期も当病院を希望しました。私が初期研修先を選択した理由を踏まえ、当院の魅力を紹介させていただきます。
　研修は各科で指導医の先生がつくマンツーマン指導法です。専門的な知識は勿論のことカルテ記載、患者への問診、診察法、医療チームとの連携の仕方など基本を学びます。医局や勉強会等で上級医師との交流も深く具体的な助言をもらえます。
　特徴の一つとして、当院は三次救命救急センターを有する救急病院です。その中で1年目の研修医は上級医師随伴のもとに診療、当直を行います。自分の実力を発揮しながらも、いつでも相談、フィードバックを受けられる体制ができています。2年目からの救急当直は同学年2人で初期対応を行い、その上に上級医師がついてくれます。ですから安心して診療に従事できます。救急診療は多くのことを学べる絶好のチャンスで、そこで得られた経験は自信にもつながります。
さらに、当院には「クロスカンファレンス」という研修医対象のケースカンファレンスがあり、そこでは救急症例を中心に振り返りを行っています。こうした機会を通して、研修医も含む若手医師がお互いを育む文化があるのも当院の大きな特徴です。
　また当院では癌診療にも力を入れています。気管支鏡検査の件数も県内屈指であり、入院患者数もトップクラスです。約4年前に緩和ケア病棟がオープンし、急性期医療とターミナルケアとの連携も学ぶことができます。
　当院は多忙ではありますが、親身になってくれる上級医や医療スタッフが多く、技術や知識を磨く環境が整っています。病院にはそれぞれ長所や短所があり迷いますが何を重視するか考えて研修先を選んで下さい。そして、是非！岡山赤十字病院で実習や見学をし、当院の魅力を実感していただきたいです。一緒に頑張りましょう。

2018年9月3日