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感染症内科 感想文

 

感染症診療は内科・外科を問わず必須であり、特に免疫不全患者を診療することの多い血液内科を志望する私にとって感染症について学ぶことは今後にとって重要と思い、ローテートをさせて頂きました。
岡山医療センターでは感染症内科単科で外来や入院は行っていないのですが、消化器内科や循環器内科など各内科をはじめ、外科、心臓血管外科、整形外科、皮膚科など様々な科と連携し診療にあったっています。私は1ヶ月間という短い期間でしたが、感染性心内膜炎や細菌性・真菌性髄膜炎、肝膿瘍、腎盂腎炎などの一般的な内科で扱う疾患から人工関節感染、海外渡航後の発熱、性感染症など内科だけの研修では診療することの少ない疾患も経験することができました。問診・診察をし、場合によっては検体のグラム染色を自ら行い、感染臓器や起因菌を想定した上で適切と思われる治療プランを提示する、といった一連の流れを自分で考えながら行うことは大変勉強になりました。治療選択に悩む症例や診療上の疑問点はすぐに上級医の先生と相談することができサポートが得られたこと、発熱患者に対するアプローチや抗菌薬の選択および適切な使用について、グラム染色の見方など多岐にわたる内容のレクチャーを受けることができたことにより、学習しやすい恵まれた環境であったと思います。良い環境で勉強することができたこの経験を今後の診療に活かしていくことができるよう、努力していきたいと思います。