大学院生の北村先生の論文がInternal Medicine誌に掲載されました。北村先生、おめでとうございます!
Activated CD4+ T Cell Proportion in the Peripheral Blood Correlates with the Duration of Cytokine Release Syndrome and Predicts Clinical Outcome after Chimeric Antigen Receptor T Cell Therapy
Wataru Kitamura, Noboru Asada, Shuntaro Ikegawa, Hideaki Fujiwara, Chihiro Kamoi, Daisuke Ennishi, Hisakazu Nishimori, Keiko Fujii, Nobuharu Fujii, Ken-Ichi Matsuoka, Yoshinobu Maeda
キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法の登場により、再発・ 難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対する治療戦略は大き く変わりました。CAR-T輸注後には、 サイトカイン放出症候群(CRS) 等の特徴的な有害事象が知られています。
本研究では、フローサイトメトリー検査を用いてCAR- T輸注後の末梢血のT細胞分画を詳細に検討し、 day7における活性化CD4+ T細胞割合がCRSの持続期間と強く相関している事、 割合が高い患者群では全生存率と無増悪生存率が有意に不良となる 事を示しました。