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造血幹細胞移植
岡山大学病院は、厚生労働省の「造血幹細胞移植医療体制整備事業」で認定された全国9施設の拠点病院の一つで、中国地方の造血細胞移植をリードしています。
1995年に開始した同種造血幹細胞移植は、同種移植600例、自家移植200例を越え、現在は年間40~50件の同種移植を実施しており、大学病院の中では常に上位の症例数です。患者さん一人一人に、「最適な時期に最適な移植」を提供できることを目標とし、あらゆる種類の造血幹細胞移植を実施しています。特に近年は、治療法の開発により血縁者からのHLA半合致移植が増加しています。また自家移植については、脳神経外科と連携し中枢神経原発悪性リンパ腫に対する末梢血幹細胞移植を積極的に実施しています。
多職種で構成される移植チームが一丸となって患者さんの治療にあたるとともに、当科研究室の幹細胞研究チーム、移植片対宿主病(GVHD)研究チームとも連携して、疾患の治癒のみならず高いQOLを提供できるよう日夜診療にあたっています。