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【良性肺疾患グループ】基礎研究
Ⅰ.動物モデルによる慢性気道炎症性疾患(喘息,COPD),肺線維症の研究
近年の分子生物学の進歩は著しく,呼吸器疾患においても例外ではありません。例えば重症喘息においては抗IgE抗体,抗IL-5抗体,抗IL-5Rα抗体,抗IL-4/13Rα抗体が2019年4月までに認可されており,治療成績は格段に向上しています。
しかし,これらの薬剤でも十分なコントロールが得られない気管支喘息症例が存在します。また慢性閉塞性肺疾患,肺線維症では症状の改善,進行の抑制を目的とした治療が開発されてきていますが,いまだ根治的な治療法がないのが現状です。
良性肺疾患グループはこれらの疾患における免疫系のメカニズムに着目し,下記のような動物モデル(マウスモデル)を用いた研究を行っています。遺伝子改変マウスや中和抗体を用いた研究,および免疫細胞についてフローサイトメトリーを用いた詳細な解析などを行うことで,その疾患の病態解明や新たな治療法開発に取り組んでいます。
実験のさらに詳しい内容については下記のリンクをご参照ください。