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第37回造血幹細胞移植学会が開催されました。

平成27年3月6-8日に神戸国際会議場において第37回造血幹細胞移植学会が開催されました。当科からは谷勝真先生が「再発/難治性の非ホジキンリンパ腫への自家末梢血造血幹細胞移植の前処置にGemcitabine、Buslfan、Melphalanを使用した10例」を、中村真先生が「当院において集中治療を要した造血幹細胞移植症例についての検討」を、看護師の中川成華さんが「造血幹細胞移植を受けた患者の退院支援を目指したスクリーニングシートの作成」に関して発表されました。また、谷本光音教授がイブニングセミナーで「AML/MDSに対する同種造血細胞移植について」と題して、当院で行われた移植のデータを用いながら最新の知見に関してご講演されました。また、前田嘉信講師が特別企画で「基礎研究の立場から:マウスでの基礎実験dataに基づいたcGVHDのmechanismとそこから導きだされる新規治療の提案」と題して、当院で起こっているマウスモデルから得られたcGVHDの知見をいかに今後臨床に応用していくかについて慢性GVHDに対するAm80の臨床試験を紹介しながらご講演されました。どちらも会場は満員で立ち見がでるほどの大盛況でした。また、第36回造血幹細胞移植学会@沖縄で発表された藤原英晃先生が奨励賞を受賞されました。今後の臨床に是非今回の学会で得られた知見・成果を生かせればと思います。参加された先生、看護師の皆様お疲れ様でした。